和暦日々是好日 5
『和暦日々是好日』より LUNAWORKS
第5回目は、「自然のサイクル」です。
『天の川が一本の長い川のように見えるのは、太陽系が銀河の
端にあり、円盤状の渦巻き銀河を内側からほぼ真横に見ている
ためです。この銀河には太陽のような恒星が2千億個も存在し、
その外側には巨大な銀河集団がさらに2、3前億もあるそうです。
私たちはこの途方もなく広い、神秘のベールに包まれた宇宙の
住人ですが、そこには何らかの法則性や秩序があることも確か
なようです。例えばらせん状の銀河の形は、DNAの構造や指紋、
頭のつむじ、さらに鼓膜の奥の蝸牛へと、永遠に続く入れ子
のようなフラクタル構造として顕れています。
月が地球をめぐり、地球は太陽をめぐるように、太陽は
天の川銀河を約2億3千万年かけて一周するとされています。
このように宇宙のすべての星や銀河は互いに回転し、渦を
巻くことで、そこにはさまざまな「時の環」が存在すると
考えられるのではないでしょうか。
時間の概念は、天体の観測から始まりました。現在の
グレゴリオ暦は、世界共通の時間軸としては便利ですが、
日付と曜日だけが意識され、自然界のサイクルを感じにくい
ものになっています。地球上のあらゆる生命にもっとも
大きな影響を与えている月や太陽のリズムに目を向ける
ことは、人間も自然の中の一部であることをあらためて
感じるきっかけを与えてくれます。
これからの時代は、右肩上がりの経済成長や目先の
利便性を追い求めても、永続的な幸福は手に入らない
ことに多くの人が気付き始めています。この地球で
私たちが存続していくためには、命のつながりや多様性を
重んじる新しいパラダイムの構築が必要なのです。まずは
身近なところから、命のめぐりや時間の環をリアルに、
長官的に感じてみてください。あなたの意識がシフトする
ことで、世の中のパラダイムは変わり始めることでしょう。』
今回は、宇宙に目をむけて考えてみようと・・・
頭のつむじ、指紋、DNA・・・確かにすべてがらせん状。
そして、それが銀河系の形と似ている。自分自身が
すでに宇宙であるということですよね。
時間の環を感じる。